農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。
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昨日、鉄のテーマパーク「アイアンプラネット」のオープンセレモニーに出席するために坂井市春江町の長田工業所さんに行ってきました。
本業を地道にやりながら、次世代のモノづくりに貢献したいという小林代表のスピーチには感動しました。
さて、本題です。
東都興業のトビテンとスカイペットの換気効率について
トビテンもスカイペットのビニペット®の東都興業が開発製造している製品です。
両方とも農業用ビニールハウスの天窓装置です。
トビテンとは
トビテンは、ビニールハウスの棟部が垂直に上げることで換気する天窓装置です。
両天窓のように左右両側が空くのが特長です。
スカイペットとは
スカイペットは、通常の片上げ式の天窓です。
一般的に片天窓と呼ばれる方式です。
トビテンとスカイペットの換気効率の違いは
無風状態においては、トビテンの方が換気効率が良くなります。
風速1メートルでも、トビテンの方が換気効率が良いのですが、スカイペットは、天窓の付ける方向によって換気効率が変わります。
風下方向に天窓が付いている場合は換気効率が無風よりも改善されるのですが、風上に天窓が付く場合は逆に無風状態よりも換気効率が悪くなります。
風速2メートル~4メートルでは、トビテンもスカイペットも換気効率に差がなくなります。
風速4メートルを超えると、スカイペットの方が換気効率が良くなります。
トビテンとスカイペットはどのように使い分けするのか?
モリシタでは、ますトビテンをおすすめしています。
その理由は、微風のときの換気効率が良いことだけではなく、
強風による被害が少ないこと
年数がたっても、雨漏りが少ないこと。
などがあります。
トビテンは、スカイペットに比べて、価格が1.5倍以上するとか、
トビテンは、開閉機のチェーンが錆びやすく、天窓の動作不良の原因になるので、少なくとも年に1回はグリススプレーを塗布しなくてはならないとか、
トビテンは屋根フィルムが張るのに手間がかかるといった短所もありますが、
作物の栽培のことを考えて、トビテンの方をお客さまにすすめます。
ただし、価格が1.5倍以上するので、予算がきびしい方には特性を説明した上でスカイペットをおすすめしています。
スカイペットを取り付けるときは、雨漏りがしないように注意して施工するようにしています。
巻頭での「アイアンプラネット」のオープンセレモニーの後に、小林代表とツーショットで写真を撮っていただきました。
ちなみにカメラマンは、あめりか屋の篠原社長です。ありがとうございます。
株式会社モリシタは、「2018年福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会」を勝手に応援しています(笑)