ビニールハウス栽培を始めるために必要なもの 【給水設備】その1
先週の土曜日にスープカレーを試食させてもらったあとに、スタッフ会議に同席した株式会社モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company
エアガンでの射撃が楽しめる“シューティングカフェ【ロックon】”で、スープカレーがメニューに加わりましたよ。
スープカレーのくわしいことは、【ロックon】の岩堀店長のブログを見てね。
さて、本題です。
ビニールハウス内には雨は振りませんので、水やりのための給水設備が必要になります。
水源によって設備が異なります。
水源で考えられるのは、6種類です。
- 農業用水(用水路)
- 農業用パイプライン
- 水道水
- 浅井戸
- 深井戸
- 雨水の貯水
福井で良く使用されるのは、農業用パイプラインと浅井戸、深井戸です。
積雪地帯では、降雪でハウスが倒壊しないように、水をハウスの融雪にも使用することが多いです。
ハウスが1反以上新設する場合は、地下水位が安定している深井戸がおすすめです。
融雪に必要な水量が安定的に確保できる地域では、浅井戸をお使いの方もいらっしゃいます。
それぞれの水源について、必要な機械と設備をあげてみます。
1.農業用水(用水路)
用水路から水を汲み上げるポンプが必要です。
それと、ポンプの取水口に大きなゴミを取るためのネットを付け、細かいゴミを除去するフィルター(ストレーナー)が要ります。
フィルターは、ポンプの下手に設置します。
ポンプには、エンジン式の農業用灌水ポンプと、モーター式の給水ポンプがあります。
電源がないところでも。エンジン式なら簡単に設置できます。
ただし、灌水する前に、手動でエンジンをかけることと、燃料の給油が必要になります。
モーター式の給水ポンプは、電気工事が必要ですが、エンジン始動と給油の手間がない分水やりの手間が軽減されます。
冬季は水温が低くなるので、融雪には不向きです。
2.農業用パイプライン
農業用パイプラインも、農業用水なのですが、加圧して配水されるので、ポンプは不要です。
畑ごとに設置してあるバルブからビニールハウスに配管するだけです。
細かいごみが混じっていますから、フィルター(ストレーナー)の設置が必要です。
パイプラインは、用水路と違って地中を通ってきますので、冬季の水温は用水路よりも若干高めです。
融雪に使用するには、温度が低いかもしれませんので注意してくださいね。
次に続きます。
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