ビニールハウス栽培を始めるために必要なもの 【給水設備】その3
休日は子どもに手伝ってもらい商品整理もしています。
モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/contents/company.html
東都興業のビニペットREXという商品です。
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さて、本題です。
“ビニールハウス栽培を始めるために必要なもの 【給水設備】その2”
のつづきです。
水源別に必要な設備を説明しています。
前回は、3.浅井戸と4.深井戸について説明しました。
- 農業用水(用水路)
- 農業用パイプライン
- 浅井戸
- 深井戸
- 水道水
- 雨水
今回は5.水道水と6.雨水の貯水についての必要な機械と設備をあげてみます。
5.水道水
他の水源が使えない場合で、宅地の近くの圃場の場合は、水道水の利用も選択肢の一つです。
水質がいいですし、水圧もありますので、宅地くらいの大きさ(50坪以下)の圃場であれば、最適の水源かもしれません。
宅地以上の広さの圃場を一度に灌水することもできます。
それには、いったん水道水を貯水タンクに貯めておき、これを灌水ポンプで加圧して灌水チューブなどに送水します。
電源がないところでも。エンジン式なら簡単に設置できます。
ただし、灌水する前に、手動でエンジンをかけることと、燃料の給油が必要になります。
モーター式の給水ポンプは、電気工事が必要ですが、エンジン始動と給油の手間がない分水やりの手間が軽減されます。
水道水を使用するときの注意
1.住宅地の近くなどで、下水道が整備されている地域ですと、下水道料金を徴収されることになりますので、あらかじめ市町村の水道課に相談に行かれてからの方がいいと思います。
2.朝や夕方などは、各家庭での水道水の需要が増えますので、一時的に水圧が下がることがあります。灌水の時間帯をずらすことで対応できます。
3.取水する場所によって、水道水の圧力は変わります。幹にあたる主管からの取水なら問題はありませんが、枝に当たる支管からの場合は水圧が足りないことがあります。貯水タンクと灌水ポンプの設備が必要になります。
6.雨水
他の水源が利用できない場合、最後は、雨水に頼ることになります。
雨は、いつ、どのくらいの量が降るか分かりませんので、貯水タンクは大きいものを用意する必要があります。
貯水タンクは藻の発生が抑えられる黒色のものが適しています。
容量は大きいほどいいのですが、大きければ設置場所が要りますので、地中に穴を掘って埋めてしまうこともあります。その場合、土木工事が必要になります。
圃場内に池を掘って、遮水シートを敷いて、簡単な貯水池を造るのもいいですが、池に砂やゴミが入ったり、水面に藻が発生しますので、あまりお勧めはできません。
灌水には、灌水ポンプが必要になります。
これは、5.水道水の場合とおなじです。
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ビニールハウス栽培を始めるために必要なもの 【給水設備】その1
ビニールハウス栽培を始めるために必要なもの 【給水設備】その2
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