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2014年03月28日

「ビニールハウス」とは?

農業用ビニールハウス

農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。

https://www.morishitahouse.jp/contents/company.html

 

 


 

 

福井県はソバの産地として全国的に有名です。

大根おろしを入れたダシをソバの上からかけて「おろしそば」としていただいています。

私が良くいくお店では、おろしそば以外に、「炙りタケノコ山菜ソバ」という新メニューを出しました。

 

 

 

IMG_5620[1]

 

 

小川家福井北インター店で食べることができます。

炙ったタケノコの旨みと香りの強いソバの相性はバツグンによいです。

 

 

近くにいらっしゃったときは、ぜひ召し上がってみてくださいね。

食べログ 【小川家福井北インター店】

http://tabelog.com/fukui/A1801/A180101/18005496/

 

 

さて、本題です。

 

「ビニールハウス」とは?

 


 

 

「ビニールハウス」は、「ビニール」を被覆した「ハウス」という意味です。

また、「ハウス」とは、温室(英語では、"Greenhouse" または、"Hothouse" )の意味です。

 

 

「ビニール」は、塩化ビニールの略で、「ハウス」を被覆するのですから、正確には、「塩化ビニールフィルム」となります。

しかしながら、小社では、ビニールハウスに「塩化ビニールフィルム」を被覆することが少なくなってきました。

 

 

平成10年頃までは、ほとんどのビニールハウスに、塩化ビニールフィルム(以下「塩ビフィルム」)を被覆していたのですが、今では、春先に水稲育苗のためのハウスに用いるだけになってきました。

 

 

理由は、2つあります。

  • 塩ビフィルムよりも長寿命の「特殊ポリオレフィン系フィルム」が登場・普及したこと
  • 塩ビフィルムは重く、焼却処分できないこと(ダイオキシンを発生させないように高温で焼却する必要があり、高温で炉が早く痛むため)

 

 

塩ビフィルムにも、「透明度が高く、光線透過率が良い」、「保温性能が良い」などの利点もあるのですが、塩ビフィルムは、特殊ポリオレフィン系フィルム(以下「POフィルム」)に比べて、寿命が短いため、張替頻度が多くなり、この結果、資材コスト(固定費)が高くなってしまいます。

 

 

 

昔は、生産者が協同でハウスの塩ビフィルム張替をしていました。

生産者どうしの手間の貸し借りで済むため、張替にかかるコストは少なかったのです。

 

 

しかし、今は、就農者の減少と老齢化で、ハウスの張替を協同ですることが極端に減り、代わりに業者に依頼することが増えました。

 

このため、小社のお客様では、透明度や保温性能が劣っていても、POフィルムの張替需要の方が塩ビフィルムよりも圧倒的に多くなりました。

 

 

ですから、今は、「ビニールハウス」でjはなくて、「パイプハウス」と呼ぶことが多いです。

 

 

 

 

株式会社モリシタの公式サイト https://www.morishitahouse.jp/