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「農業用温室の設置コスト低減に向けた技術提案会」を農林水産省が開催します
一昨日の2016年12月27日に福井県農林水産部生産振興課 園芸振興グループ Sさんから、「農業用温室の設置コスト低減に向けた技術提案会」についての案内がありました。
Sさん、いつもありがとうございます。
自民党農林部会長 小泉進次郎氏
「農業用温室の設置コスト低減に向けた技術提案会」の開催及び一般傍聴について
http://www.maff.go.jp/j/press/seisan/kaki/161226_47.html
小泉進次郎自民党農林部会長が推進している農協改革のメニュー中の資材費の低減の一環として、農業用ハウスの価格の低コスト化の作業が具体的に動き出したようです。
農林水産省がリリースした内容は以下のとおりです。
「農業用温室の設置コスト低減に向けた技術提案会」の開催及び一般傍聴について
平成28年12月26日
農林水産省
農林水産省は耐候性ハウスの設置コスト低減に資する技術について、業界内外から新たなアイデアを募集し、今後の開発・実証に向けて技術提案いただく「農業用温室の設置コスト軽減に向けた技術提案会」を平成29年1月19日(木曜日)に、農林水産政策研究所セミナー室において開催します。
本提案会は公開です。ただし、カメラ撮影は冒頭のみ可能です。1.概要
平成28年11月29日に決定した「農業競争力強化プログラム」(※1)において、民間活力を最大限に活用しつつ、生産資材価格の引下げのための施策の具体化に努めることとされたところです。
農業用温室については、価格引下げに向けた取組の一つとして、補助事業の対象となる耐候性ハウス(※2)の補助要件の見直しに向け、ハウスの構造や工法等を見直した新たな耐候性ハウスの開発・実証を推進します。
そのため、耐候性ハウスの設置コスト低減に資する技術について、業界内外から新たなアイデアを募集し、今後の開発・実証に向けて御提案いただく技術提案会を開催します。
提案資料は会場傍聴者に配布するとともに、提案会終了後に当省のホームページに掲載いたします。(※1)「農業競争力強化プログラム」に関しては、下記URLを参照ください。http://www.maff.go.jp/j/kanbo/nougyo_kyousou_ryoku/index.html
(※2) ここで、耐候性ハウスとは、園芸作物の栽培を目的として、骨格に鋼材又は金属パイプ等、被覆資材にプラスチックフィルムを使用し、基礎を有して構造計算が可能なハウスを言います。2.開催日時及び場所
日時:平成29年1月19日(木曜日)10時00分~
会場:中央合同庁舎 4号館9階 農林水産政策研究所セミナー室
所在地:東京都千代田区霞が関3-1-13.主な議題
農業用温室の低コスト化を図るために、今後の開発・実証に向けた技術の提案・検討を行います。
4.対象とする技術
適切な環境制御を行うことができるハウスについて、ハウス本体及び内部設備を合わせた10a当たりの導入コストを2,300万円以下(現行の強い農業づくり交付金における低コスト耐候性ハウスの上限事業費3,300万円から3割低減した水準)に低減することを目指すため、その実現に資する技術を対象とします。
適切な環境制御とは、対象品目を特定し、当該品目の単位面積当たり収量を全国平均の2倍以上を目指すことができるものとします。
ハウスの耐候性は、耐風速35m/sを目安とします。提案に当たっては、(1) ハウス本体及び内部設備を合わせたトータルの技術に加え、(2) 要素技術であって、従来の低コスト耐候性ハウスに比べて3割以上のコスト低減が可能な技術も対象とします。
提案資料において、ハウス本体及び内部設備の性能や機能を明示するとともに、期待されるコスト低減効果について、慣行技術における設計、製造・加工及び施工コストを分析した上で、具体的な根拠を記載いただきます。5.提案いただいた技術の活用について
本提案会には、農業者、学識経験者等を委員として招き、御提案いただいた技術について、現場への導入可能性や技術の科学的な妥当性等について、御意見をいただきます。
提案いただいた技術のうち、有望な技術については、必要に応じて他の関連技術を組み合わせて商品化に向けた実証や追加的な技術開発に取り組んでいただけるよう支援を検討する予定です。
「農業用温室の設置コスト低減に向けた技術提案会」について、感想を動画で話しました。