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2014年06月19日

パイプハウス設計上の注意 その1

農業用ビニールハウス

平成26年6月19日(木)

来週末に試験を控えて、休日に図書館通いをしてしまった株式会社モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company

IMG_7076[1]

図書館に行くだけで、少し賢くなったような気がします。

福井県立図書館 http://www.library-archives.pref.fukui.jp/?page_id=138

? ? さて、本題です。

パイプハウス設計上の注意 その1

パイプハウスの小屋形状についての留意点

パイプハウスの小屋形状は、「アーチ型」や「山型」などにすること

アーチ型

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山型

 

 

山型

パイプハウスの小屋形状(アーチパイプの形)は、積雪荷重などの外力を地盤に伝達が力学的に単純な「アーチ型」や「山型」のような形状にすること。

図のように、スパンライズ比(=f/L)が大きいほど、外力には対して強くなります。

スパンライズ比が大きくなると、パイプハウスの肩部曲げモーメントと、棟木のたわみが小さくなります。

スパンライズ比

スパンライズ比が大きいほど、屋根のパイプが長くなり、その分の材料費が多くなります。

積雪がほとんどない地域では、資材コストの節減できる、スパンライズ比が小さい値のハウスが多く見られます。