パイプハウス（ビニールハウス）の見積を依頼する前に決めておきたいこと

2014年09月01日

名刺をいただいたら必ずハガキを書くようにしている株式会社モリシタの森下幸蔵です。　https://www.morishitahouse.jp/company

友人のイラストレーターekoさんにデザインしてもらったイラスト付きポストカードです。

パイプハウス（ビニールハウス）の見積りを依頼する前に決めておきたいこと

パイプハウス（ビニールハウス）は、農業経営での生産設備です。

見積がいる場合は、農家さんの場合ですと、補助金の申請に必要なため、とか、事業計画の予算をたてるため、という理由が多いと思います。

そういう事業者としての農家さんにとっては、この記事では、業者に見積依頼の電話をする前に、決めておきたいことを書いています。

パイプハウスを作るのを検討するわけですから、栽培作物や栽培方法はすでに決まっているという前提です。これ以外の、いわば「あたりまえのこと」について書きます。

１．パイプハウスの予算は？

農業経営でハウスを建てる場合は、予想される収益を計算した上で、それに見合った投資額を決めておくことが必要です。

２.　パイプハウス（ビニールハウス）をどこに設置するか？

設置する場所を決めることで、おおよそのハウスの面積が決まります。

福井県の場合は単棟の場合が多いので、設置する土地が決まればハウスの間口と奥行きと棟数もだいたい決まります。

３．パイプハウスの肩高は？

作物によって、変わってきます。

立ち栽培のトマトやキュウリなどは、肩高が高い方が栽培に有利です。

一方、地這り栽培のスイカや一部のメロンなどや、葉野菜では、肩高は高くなくても差し支えありません。

４．出入り口ドアの高さと巾　と　出入り口の数は？

単棟ハウスの場合、出入り口は１ヶ所　あるいは　２ヶ所になります。

ドアは、両開き　か　片開き。

あるいは、　左右スライド式　か　蝶番式　のどちらかになります。

弊社では、開口部を広くとれる、両開きスライド式ドアをお勧めしています。

５．ハウス内の設備は必要か？

天窓、遮光（保温）カーテン、循環扇、温風暖房機、灌水設備などが必要か考えておきましょう。

６．水源工事や電気工事は必要か？

新設の場合、水源の確保を考えなくてはなりません。水源には、農業用水（パイプライン）、井戸水、水道、雨水があります。

どれを選択するかをあらかじめ決めておくと、業者との話もスムーズに進みます。

ハウスの制御を自動化したり、循環扇や温風暖房機、給水ポンプを設備する場合は、電気が必要です。

電気でどういう設備をしたいかを決めておくことも大切です。

新設の場合は、電線の引き込むことになります。電気工事の見積もハウス業者にまかせると、電気工事業者との打合せもしてくれるので、とても楽だと思います。

パイプハウス（ビニールハウス）への質問・疑問を募集しています。

かんたんで素朴な質問から、専門的なものまで、調べて答えます。

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