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2014年09月13日

ビニールハウス(パイプハウス)の間隔

農業用ビニールハウス

野菜の花を見るとつい写真を撮ってしまう株式会社モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company

IMG_8073[1]

 

キレイな花ですよね! 何の野菜だか、分かりますか?

ヒント アフリカ原産のアオイ科の野菜です。

↓ 答えはこちらです ↓

JA東京中央の公式サイト

http://www.ja-tokyochuo.or.jp/service/110901_02.html

 

アオイ科なので、野菜の中で最も美しい花と言われていますよw

 

 

 

ビニールハウス(パイプハウス)の間隔

北陸での越冬ハウスは、単棟がお奨めです

積雪地域である北陸では、フィルムを被覆した状態で越冬させるパイプハウスの場合は、連棟型でなく、単棟型の方が、断然おススメです。

  • 連棟型ハウスとは  連続した複数の屋根を持つハウス

  • 単棟型ハウスとは  単体の屋根を持つハウス

 

地域の積雪量やハウスからの滑雪量を考慮する

 

 

単棟型ハウスを同じ敷地に並べて建てる場合、ハウスと隣のハウスとの間隔は、積雪やハウスの屋根からの滑雪量を考慮して決めます。

ハウスとハウスの間隔は、ハウスの間口によっても変わりますが、地域によっても変わります(雪の少ない海岸沿いか降雪の多い山沿いか)。

 

ハウスに融雪装置があれば、間隔はせまくても良い

また、融雪装置の有無によっても変わります。

ただし、福井市や坂井市の海に近い降雪量の少ない地域であることが条件です。

降雪量の多い、山沿いの地域では、融雪装置なしで、フィルムを被覆したハウスの越冬は雪害になる可能性が高く、お奨めできません。

 

 

わたしの経験では

わたしの経験では、融雪装置がない場合、機械を使って除雪をしますので、ハウスとハウスの間は、少なくとも2.5mは必要です。

融雪装置がある場合はでも、間口が6.0mのハウスの場合、1.5m以上は間隔をとるようにしています。

福井県では、大野市や勝山市などの奥越地方と呼ばれる地域は、豪雪地帯であるので、雪への備えは万全なため、雪害の被害は少ないです。

 

例年なら積雪が少ない地域に降雪が増えているように感じます

例年なら、雪の少ない若狭地方(嶺南地方)や、海岸沿いの地域などで、大雪になったときの方が、雪害によるハウス倒壊が激増します。

最近は、積雪量が少ない地域での降雪頻度が増えているように感じています。

備えは大切ですね。

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