農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。
https://www.morishitahouse.jp/contents/company.html
「美女平(ビジョダイラ)」という看板でも自撮りで記念撮影しました。
GWの休日に富山県側から、立山黒部アルペンルートで立山室堂に行ってきました。
http://www.alpen-route.com/information/
立山室堂からの下り最終バスに乗って、美女平まで降りてきました。
ふもとの立山駅ゆきのケーブルカーの待ち時間が30分以上あったので、看板を見つけて自撮りしていたら家族に笑われました(笑)
さて、本題です。
誠和のカーテン装置SHハンディのテトロンロープを駆動パイプに巻くときの注意点
誠和のカーテン装置SHハンディ
SHハンディは、誠和のパイプハウス用に開発された手動式のカーテン装置です。
?http://www.seiwa-ltd.jp/products/sh%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3/
以前は、パイプハウス用には「ハンディカーテン」という誠和のカーテン装置を使っていましたが、長期間使っていると故障が多くなり、維持管理が大変でした。
数年前に、SHハンディが後継商品として発売されました。
カーテンの駆動にはテトロンロープを使う
SHハンディの特長は、
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カーテンの駆動にテトロンロープを使用している(コーティングワイヤーやSPEワイヤーを使わない)
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テトロンロープは駆動パイプに直接巻き付ける(ドラムを使用しない)
などがあります。
テトロンロープを駆動パイプに巻くときに注意すること
次のことを注意しています
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駆動パイプにテトロンロープを巻くときのテンションは同じにすること
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ドラムリング(駆動パイプにテトロンロープをひっかける金具)のボルトは締めすぎるとネジ山を切ってしまうので注意すること
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テトロンロープを巻くところが駆動パイプのジョイント部に重ならないようにすること
どれも故障の原因になりますが、
1.の場合は、カーテンを閉めたときに、ところどころに完全に閉まらない箇所ができます。
2.の場合は、ドラムリングが回ってしまい、テトロンロープのテンションが緩み、やはりカーテンを閉めた時にすき間がところどころできます。
3.の場合、『テトロンロープを巻くところが駆動パイプのジョイント部に』重なってしまうと、テトロンロープが切れてしまいます。
テトロンロープを駆動パイプのジョイント部に巻き付けるのはNG
実際の現場の写真です。
駆動パイプのジョイント部にテトロンロープの繊維が巻とられて、ほつれてきます。
テトロンロープが細くなり、切れかかっているのが分かります。
さっそく、お客さまに謝罪して、テトロンロープの張り替え(もちろん駆動パイプのジョイント部からずらして)を無償でさせていただきました。
最後に
今回は、お客さまからのカーテンが重いというお問い合わせをいただき、偶然発見することができました。
施工には、万全の注意を払っていますが、どうしてもヒューマンエラーは発生してしまいます。
ハウスや付帯設備のことで、疑問に思ったり、気になったことがあれば、業者さんに早めに連絡をしてくださいね。
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