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2014年05月16日

農作物EC

仕事

農業ハウス、園芸ハウス、耐候性ハウス、パイプハウス(ビニールハウス)、育苗ハウス、ガラス温室、施設園芸のメーカーとしての見積・設計・施工・販売と、農業資材販売を手掛ける福井県福井市の株式会社モリシタ代表森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company

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平成26年5月16日(金)

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IMG_6627

 

弊社社員の清水君とのツーショット。後ろの建物は、ホウレンソウや小松菜を栽培するハウスです。

東安居(ひがしあご)地区園芸生産組合 http://sanchi.jafukui.or.jp/higashiago/

 

福井県嶺北地方では、有名な野菜の産地です。 特に、「越前ほうれんそう」のパッケージでスーバーにおいてあったら、手に取ってみてね。

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農作物のEC販売

オイシックス野菜

実物を見ないまま、食品を購入するという習慣は、生協活動でおなじみですから、農作物のEC販売の下地はあると思われます。

 

ただ、農産物販売は、ニーズに対応することだけでは、欲しい時にすぐ買うことができるスーバーマーケットにはかないません。

 

そこで、「生協」のように、たとえば、「安くて、安全」という価値が、農作物の通販には必要です。

 

生協は、家庭の食卓に上がる食材を購入するというニーズに、「安くて、安全」というウォンツを付け足すことにより、農作物の宅配(通販)を確立しました。

 

野菜のファーマーズマーケット(直売所)も、来店型と通販の違いは、ありますが、同じ理由で好調なようです。

 

有機野菜宅配サービスのさきがけ的存在である「らでぃっしゅぼーや」は、首都圏の環境NPOを母体に発足し、野菜宅配を事業化しました。

 

環境意識が強い有機野菜生産農家と、社会的意識が高い消費者を結びつけたということと、

有機野菜の宅配を事業化できたという意味で、

らでぃっしゅぼーやのビジネスモデルは画期的だったと思います。

 

Win95以降、ネットのインフラ化により、小売のインターネット販売(EC)化が進みましたが、

農作物のECを事業化した「オイシックス」は、小さな子どもをもつ若い母親の顧客層をターゲットにして、

野菜をセット販売でなく、個別に選んで購入できるというような新たなサービスにより、細かなニーズに対応しました。

このニーズに、「安心」と「プレミアム」というウォンツを上乗せさせて、売上を伸ばしています。

 

今の購買行動の傾向として(特に若年層では)、「とにかく安いものを買う」は減少し、「品質やライフスタイルにこだわる」消費が増加しているようです。

 

いわゆる消費の二極化が進んでいるという現状です。

 

「安くてもそこそこの品質なもの」と「こだわりの高付加価値をもつ食品」が主に売れるという傾向が強くなっているようです。

このため、マーケティングが難しくなっているそうです。

 

食料品関連の消費を増やしたいとしているのは、やはり、男性よりも女性方がどの世代でも多いです。

年代的には、60代、70代の女性が、突出しています。

 

今後の農作物ECの戦略には、60代70代の女性に、届くようなマーケティングが必要だと考えられます。

 

参考図書 『なぜ、日本人はモノを買わないのか?』 (東洋経済新報社刊) http://www.amazon.co.jp/%E3%81%AA%E3%81%9C%E3%80%81%E6%97%A5%E6%9C%AC%E4%BA%BA%E3%81%AF%E3%83%A2%E3%83%8E%E3%82%92%E8%B2%B7%E3%82%8F%E3%81%AA%E3%81%84%E3%81%AE%E3%81%8B-1%E4%B8%87%E4%BA%BA%E3%81%AE%E6%99%82%E7%B3%BB%E5%88%97%E3%83%87%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%81%A7%E3%82%8F%E3%81%8B%E3%82%8B%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E6%B6%88%E8%B2%BB%E8%80%85-%E6%9D%BE%E4%B8%8B-%E6%9D%B1%E5%AD%90/dp/4492557296#reader_4492557296

 

アメブロでは「野菜ネタ」で書いています。ぜひ、お読みください http://ameblo.jp/morimori-zz/