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2014年01月16日

虫や雑草とどう向き合うか 野菜は植物としては奇形

キレイゴトぬきの農業論

農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。

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第3章  虫や雑草とどう向き合うか

野菜は植物としては奇形

 


 

 

「雑草」と呼ばれている植物の多くは、ヒトには食べられないか、食べても美味しくないものです。
食べにくいものが多い中、食べられる数少ないものを選び、長い年月をかけて栽培しやすく改良し、苦味やえぐみを少なく、やわらかく、大きくしたものが現在の「野菜」と呼ばれるものです。
品種改良によって、毒を作るエネルギーを野菜や食味成分に振り向けさせているのが野菜なのです。
当然、病害虫に対して非常に弱く、人間の保護なしでは生存し得ません。

「自然に育てれば野菜は病害虫にやられない」という人もいますが、そもそも野菜は自然のものではありません。
野菜は人が手をかけなければ自然界では生きていけない、いわば植物の奇形なのです。

 


 

 

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出典【キレイゴトぬきの農業論】新潮新書 久松達央著

なお、著者の久松氏には、当ブログ掲載の件について、事前に承諾をいただいています

 


 

久松農園のオフィシャルサイト http://hisamatsufarm.com/

 


 

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