農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。
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インフルエンザで学校を休んでいる子どもに、ぼくの持っているDVDを勧めたら、
『難しそうだからいらない』って言われました。
小学生にはまだ無理なのかな、けっこういい映画なんだけど…
【グッド・ウィル・ハンティング】
さて、本題です。
なぜ、ビニールハウスはアーチ形が多いの?
ビニールハウスの骨材は、丸パイプが主流です。
丸パイプ以外には、H形鋼やL形鋼(アングル)、角パイプを骨材に用いたビニールハウスもあります。
H形鋼や角パイプは、三角屋根型のビニールハウスの骨組みに使われることが多いです。
対して、丸パイプやL形鋼(アングル)は、アーチ状屋根のビニールハウスに用いられています。
小社でも、屋根の形状の違うハウスを造っています。https://www.morishitahouse.jp/service
丸パイプは、他の骨材に比べると、強度はあまりなく、はっきり言って脆弱ですが、アーチ状曲げて、トンネルのような形に組み立てることで、外部からの力(風圧や雪の重さ)に耐えられるようににできています。
30~40センチくらいの糸の両端をそれぞれ指でつまんで垂らすと、「 U 」の形になります。
この「 U 」の形は、糸のどの地点でも、引っ張り合う力でつり合っていて、変形しにくい安定した形です。
これを、180度反転したのが、アーチ状の「 ∩ 」の形です。
糸を垂らした時とは、逆に、「∩ 」の形は、どの地点でも押し合う力(圧縮力)でつりあっています。
この「 ∩ 」の形も安定していて、外部からの力に対して変形しにくいのです。
トンネルが崩れ落ちないことと、アーチ状のパイプハウスが丈夫なのは、同じ理屈なのです。
また、パイプは、他の材料に比べて、
加工が簡単で、しかも、単価が安価なため、ビニールハウスの材料として、もっとも普及しています。
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