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2014年03月04日

なぜ、ビニールハウスはアーチ形が多いの?

農業用ビニールハウス

農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。

https://www.morishitahouse.jp/contents/company.html

 


 

インフルエンザで学校を休んでいる子どもに、ぼくの持っているDVDを勧めたら、

『難しそうだからいらない』って言われました。

小学生にはまだ無理なのかな、けっこういい映画なんだけど…

【グッド・ウィル・ハンティング】

グッドウィルハンティング

 


 

さて、本題です。

 

なぜ、ビニールハウスはアーチ形が多いの?

 


 

ビニールハウスの骨材は、丸パイプが主流です。

丸パイプ以外には、H形鋼やL形鋼(アングル)、角パイプを骨材に用いたビニールハウスもあります。

 

 

H形鋼や角パイプは、三角屋根型のビニールハウスの骨組みに使われることが多いです。

対して、丸パイプやL形鋼(アングル)は、アーチ状屋根のビニールハウスに用いられています。

 

 

小社でも、屋根の形状の違うハウスを造っています。https://www.morishitahouse.jp/service

丸パイプは、他の骨材に比べると、強度はあまりなく、はっきり言って脆弱ですが、アーチ状曲げて、トンネルのような形に組み立てることで、外部からの力(風圧や雪の重さ)に耐えられるようににできています。

 

 

30~40センチくらいの糸の両端をそれぞれ指でつまんで垂らすと、「 U 」の形になります。

この「 U 」の形は、糸のどの地点でも、引っ張り合う力でつり合っていて、変形しにくい安定した形です。

 

 

これを、180度反転したのが、アーチ状の「 ∩ 」の形です。

糸を垂らした時とは、逆に、「∩ 」の形は、どの地点でも押し合う力(圧縮力)でつりあっています。

 

 

この「 ∩ 」の形も安定していて、外部からの力に対して変形しにくいのです。

トンネルが崩れ落ちないことと、アーチ状のパイプハウスが丈夫なのは、同じ理屈なのです。

 

 

また、パイプは、他の材料に比べて、

加工が簡単で、しかも、単価が安価なため、ビニールハウスの材料として、もっとも普及しています。

 


 

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