今、福井で話題の「福丼県(ふくどんけん)」ののぼり旗を天膳本店で見つけた株式会社モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company
写真のお店の天膳本店さんは、今日(平成26年10月8日)で開店1ヶ月ですって。
https://www.facebook.com/fukudonken
福丼県って、文字で書くと分かるけど、音で聞くと分かりにくいね。今後のアピールで聞き慣れる言葉になることを期待してます。
さて、本題です。
ビニールハウスの野菜生産に果たす役割
ビニールハウスが野菜生産に果たす役割は大きいです。
野菜が一年を通じて供給することに貢献
ビニールハウスというと、自然食品を崇拝している方たちからみると、野菜の旬をなくした敵(かたき)として見られるのでしょうね。
一年を通して、野菜を食べられることと、野菜の旬を感じなくなったこととは、また別なことのように思います。
食糧生産の現場と家庭の食卓とが離れすぎてしまったことに理由があるのだと考えています。
それに、スーパーやデパ地下、コンビニなどで、生鮮野菜やその加工品を一年中購入できるのは、生産者の労力や技術はもちろんのことですが、ビニールハウス抜きにはありえないことです。
旬の野菜しか食べれないよりも、旬の野菜も食べることができるが旬以外の野菜も同じように食べれる方が、物質的だけでなく精神的にもにはより豊かだと思います。
野菜の品質向上にも貢献
日本は雨が多いため、ビニールハウスは野菜の品質向上にもかなり貢献しています。
露地でも野菜は作れるのですが、トマトやキュウリ、メロンなどの果菜類は、雨に当たると病気に罹りやすくなります。
このため、露地野菜は歩留まりが悪く、しかも長い期間にわたっての収穫は難しいです。
また、ビニールハウスは、害虫や鳥獣害からも野菜を守ることができます。
換気のための開口部に防虫や防鳥用のネットを張れば、これらの害は確実に軽減することができます。
野菜の面積あたりの収穫量にも貢献
ビニールハウスは、野菜の単位面積当たりの収穫量の増加にも貢献しています。
300坪=1反当たりの収穫量のことを「反収(たんしゅう)」と言いますが、福井県の一般的なトマト農家さんのビニールハウスを使った土耕栽培でのトマトの反収は、およそ10㌧と言われています。
現在、日本国内において、太陽光を利用した植物工場でのトマト栽培で、反収50㌧を目標にしてトマト栽培のプロジェクトが進められています。
オランダでは、温室内でのトマト栽培で、反収100㌧を実現しています。
ビニールハウスをはじめとする施設園芸の日本の現状は、農業先進国のオランダよりもずいぶんと遅れています。
日本の施設園芸の技術や設備は、まだまだ伸び代があるということですね。
株式会社モリシタは、「2018年福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会」を応援しています!
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