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2015年11月10日

ビニールハウス(パイプハウス)の被覆材の厚さと製造方式について

農業用ビニールハウス , 農業資材

福井の農業用ビニールハウスの専門店モリシタの森下幸蔵です。

https://www.morishitahouse.jp/contents/about.html

 


 

福井市二ノ宮の福井スポーツさんに立ち寄ったら定休日でした。

http://fukui-sports.com/blog/%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%AE%E6%B0%97%E6%8C%81%E3%81%A1%EF%BC%81/

 

 

IMG_2442[1]

 

せっかく来たので、お店の前で自撮りしましたよ。

 


 

さて、本題です。

 

ビニールハウス(パイプハウス)の被覆材の厚さについて

 

 

ビニールハウスに使用される被覆材。

俗に、「ビニール」と呼ばれていますが、現在では、福井のほとんどのビニールハウスでは、ビニール(塩化ビニールフィルム)よりもPOフィルム(ポレオレフィンフィルム)が被覆材として使用されています。

 

ビニールとPOフィルムでは、厚さの規格はほとんど同じです。

 

ビニールでは、0.05mm、0.075mm、0.1mm、0.15mmの4種類の厚みの規格があります。

 

対して、POフィルムでは、0.05mm、0.075mm、0.1mm、0.13mm、0.15mmの5種類の規格があります。

みかど協和さんの「スーパーソーラー」には、0.2mm厚というのもあります。

 


 
ビニールフィルムの製造機械

 

ビニールとPOフィルムでは、製造方法が違うのですが、

ビニールはカレンダー方式と呼ばれる方法で作られます。熱を加えて融かしたビニール樹脂をすき間からフィルム上に押し出して成形します。

 

カレンダー機 イラスト


 

カレンダー機

カレンダー機

 

 


 

POフィルムの製造機械

 

POフィルムは、インフレ方式で作られます。インフレ機と呼ばれる機械に熱を加えて融かした樹脂を投入して、インフレ機の上部からエアーで一気にチューブ状に膨らませまて成形します。

 

インフレ機イラスト

インフレ機のしくみ

 

 


 

 

インフレ機

インフレ機

 

 


 

フィルムの厚さによって用途が違う

 

厚さによって、被覆材の用途が違います。

 


 

トンネル栽培には、0.05mmと0.075mm

トンネル栽培


 

ハウス内の内張りカーテンには、0.05mm~0.1mm

 

内張りカーテン

 


 

ハウスの外張りには、0.075mm~0.15mm

 

楽農園様2014年11月10日 (2)

 

被覆材は厚さ別にこのような用途で使い分けられています。

 

 

 

 

 


 

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株式会社モリシタは、「2018年福井しあわせ元気国体・福井しあわせ元気大会」を勝手に応援しています(笑)!