農業用パイプハウス・ビニールハウス・アグリテックの専門店モリシタ代表の森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/sp/(スマホ版) https://www.morishitahouse.jp/(PC版)
農業用パイプハウス(ビニールハウス)の建て方をCAD画面を使って説明しました【第2回目】
~ラセン杭を打ちこみ、パイプを取りつける~
パイプハウス(ビニールハウス)の建て方をCAD画面を使って説明してみました。第2回目です。
パイプハウスの規格は間口6メートル、奥行50メートル、単棟、アーチパイプ25.4φ、アーチパイプピッチ0.5メートルです。
3.ラセン杭を打ちこみ、パイプを取りつける
① 妻面アーチパイプの両肩が同じレベル(水平)になるように差込深さを調整する。
その際、アーチパイプの差込深さは30cm以上であることを確認する。
この作業を両端の妻面アーチパイプで行う。水平器かオートレベルを用いる。
② ラセン杭を1.5m間隔に土面にねじ込こみ、そのあとラセン杭の輪に、新しい直管パイプを入れる。
ハウスの長さからはみ出た直管パイプは切りそろえ、パイプのジョイント部ははずれないように、カシメ器でかしめるか、ドリルネジで固定する。
※弊社では、ハウスの外側にラセン杭を設置すると裾フィルムの埋め込みと干渉するので、ラセン杭はハウスの内側に設置している。
③ 両端の妻面アーチパイプの間に(奥行方向50m)アーチパイプの肩の位置に水糸を張る。
肩の位置には、あらかじめケガキ(マジックインキで印付け)をしておくこと。
④ アーチパイプの差込深さを上下に調整し肩の印に水糸を合わせながら、アーチパイプを③でラセン杭に通した直管パイプにスーパークロスで固定する。
⑤ アーチパイプの肩の印に合わせて、直管パイプをカチックス(パイプクロス)で2m間隔で仮止めする。そのとき、奥行方向は直管パイプの印に合わせる。
⑥ 肩の直管パイプが真っすぐに通らない箇所のアーチパイプを直す。原因としては、差込の穴が浅いこと、障害物が埋まっていること、天井ジョイントの差込が不十分なことが考えられる。
⑦ 肩の直管パイプがハウスの長さからはみ出た分を切りそろえる。妻面がビニツマの場合は、妻面アーチのカチックス(パイプクロス)は妻面パイプクロスを使用する。あるいは、園芸キャップかビニールテープで直管パイプの先端を養生する。
⑧ 仮止めが終わったら、残りのアーチパイプにも肩の直管パイプをカチックス(パイプクロス)で本止めする。肩の直管パイプと水糸が同じ高さになっているかを確認しながら進めていく。
農業用パイプハウス(ビニールハウス)の建て方【第2回】(ラセン杭を打ちこみ、パイプを取りつける)を動画で説明しました。
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