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2013年12月12日

イノベーションは学べる

日々

農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。

https://www.morishitahouse.jp/contents/company.html

 


 

今日は、ハウスの屋根裏にあがって、作業していました。IMG_3655[1]下の作業と連携なので、待ち時間に寝ていても大丈夫。堕ちませんでしたよ(汗)

【日経産業新聞の記事から】
『イノベーションは学べる』

米スタンフォード大学が講座
―ベンチャー30社輩出―

IMG_3656[1]以下、記事の抜粋です。

イノベーションをおこすのは一部の天才だけではない、というのがスタートの考え方」と講座を修了した池野文昭氏は話す。
同講座は医療機器を対象にしたものだが、その手法は「一般の製品開発や仕組みづくりにも通じる」と同氏は指摘する。

講座の中で重要なのは「素人の新鮮な視点で観察し、ばかげていると思える質問も勇気を出してすること」(池野氏)。それが専門家は気付かないニーズ発掘につながる。
専門家以外の人を(メンバーに)加えるのも有効だ。この段階でニーズを絞り込まないのが開発の成功率を上げるポイントとなる。

最低200のニーズを箇条書きにする。その後1カ月半をかけ、(その中から)数個を選ぶ。
その後、初めてアイデア出しの段階に移る。
「質を考えずに量を出す」(池野氏)のが重要で、非常識と思えるものでも構わない。
アイデアへの評価、批判、話題の脱線は禁物。他人のアイデアに積み上げてアイデアを膨らますと、数が出しやすいという。

1つのニーズに対し100以上のアイデアを出した後、選択に入る。
技術や生産の専門家らに話を聞き、技術的な実現可能性や価格、事業モデル、特許や規制といった観点からアイデアを1つに絞り込んでいく。

その後、試作品をつくり、ビジネスプランや販売戦力を具体的に練り上げる。資金調達の手法も検討する。

池野氏は「一連の流れで、ニーズ発掘が最も重要」と指摘し、ニーズ発掘の段階では絞り込みやアイデア出しを我慢するのもポイントと言う。
早期にアイデアを出すと、特定のアイデアに縛られ、抜け出せなくなってしまうからだ。

この講座の特徴は「イノベーションは現場から生まれる」との視点が徹底している点だ。技術ありきで開発するシーズ志向でうまくいく例もあるが、成功確率はニーズ志向の方が高いとの考え方に基づくものだという。

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【日経産業新聞 2013年6月4日(火曜日)朝刊 18面、太田順尚記者】
(森下が一部加筆)