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2014年10月04日

ビニールハウスの雑草対策

仕事

とみつ金時堀りのワークショップ&BBQのイベントに参加したときに久しぶりに自撮りでない写真を撮ってもらった株式会社モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company

 

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天気も良く、小さなお子様連れのファミリーに囲まれて楽しかったなぁ。

当日の「とみつ金時掘りのワークショップ&BBQ」の主催は、BONTA W(ボンタ ダブリュ)さんという飲食グループのお店です。

ワークショップの様子です。

https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=976876369004724&id=809146702444359

BONTA W 公式サイト

http://www.surprisenet.jp/diningbar-bonta/menu/

 

 

さて、サツマイモ栽培でも、雑草対策は、とても重要になります。

サツマイモの場合は、黒色のマルチングフィルムでウネを覆って、雑草の発生を抑えています。

 

ビニールハウスの雑草対策

?草を生やさないことと種子を落とさせないこと。

 

開放された畑地では、周辺から雑草の種子が飛来するため、除草の作業時間はなかなか減らないようです。

それに比べ、フィルムで隔離されたビニールハウス内は、雑草の種子が入りにくいと考えられますので、雑草対策は露地の畑地よりも容易だと言えます。

 

ビニールハウス内での 除草のコツは、

  1. 雑草を生やさせないこと(雑草の種子を発芽させないこと)。
  2. 雑草が生えた場合は、種子を落とす前に除草すること。

この①②を繰り返すことで、ビニールハウス内の雑草の種子が確実に減っていきます。

露地の畑地と違い、雑草の種子が侵入しにくいですので、ハウス内の種子がなくなれば、新たに雑草は生えなくなるというわけです。

 

雑草を生えさせない(雑草の種子を発芽させない)方法

五つの方法が考えられます。

  1. 作物の苗を定植する前に、発芽を抑制する除草剤を圃場全面に散布する。
  2. 圃場のウネを黒マルチフィルムで被覆し、ウネとウネの間は、防草シートを敷く。
  3. 夏場に、作物を植える前に、ハウス内の地面全面に透明のポリフィルムを被覆し、太陽熱を利用して、高温で雑草の種子を殺す。
  4. 雑草の種子を殺す効果のある土壌消毒農薬を使用する。
  5. 作物を密植し、地面に光が届かないようにする。

①の除草剤としては、ブタミホス剤(商品名:クレマート)などがあります。※

②の場合、黒マルチフィルム以外にも、グリーンマルチでも雑草の抑制効果があります。

③の場合、天候まかせであるため、効果にバラツキがあります。

④土壌消毒農薬は、ガスを発生させるため、ハウス内での使用を禁止されているものもありますので、除草だけが目的の場合は、他の方法をお奨めします。

⑤の場合、作物が生育初期の段階では、遮光が十分でないので、除草が必要です。

※適用がとれていない作物もありますので、適用作物をご確認の上、お使いください。

 

種子を落とす前に除草する方法

二つの方法が考えられます。

  1. 雑草を見かけたらすぐに抜く。
  2. 除草作業が間に合わないときは、選択制除草剤を使用する。

やはり、雑草を見つけたらすぐに除草することが効果があると思います。

 

まずは、10年間続けること。

草の種子の寿命は10年と言われていますので、この方法を10年間続けて行けば、ビニールハウス内の雑草の発生は確実に減らせます。

それと、ビニールハウス内では、絶えず作物を作っておくことも大事です。作物を作らなくなると、ハウスに入る回数が減りますので、いつの間にかハウス内が雑草だらけになっているということもあるようです。

 

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