農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。
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第3章 虫や雑草とどう向き合うか
コンパニオンプランツ
一風変わった病害虫防除の技術にコンバニオンプランツ(共栄作物)というものがあります。
種類の違う作物やハーブなどを近くに植えることで、互いの成長にプラスの効果を促す技術です。
きゅうりの株元にネギを植えると病気や虫を防ぐ例などが知られています。
きゅうりを食べる害虫がネギの匂いを嫌うという物理的な忌避効果や、ネギの根の周りに集まる微生物(根圏微生物)が、きゅうりに取り付く病原菌を抑える働きをするのがコンパニオンプランツのメカニズムだと言われています。
≪中略≫
残念ながら、この技術の効果の程は科学的に証明されていない部分もありますし、観察していても正直なところよく分かりません。
きゅうりに付くウリハムシという害虫はネギの匂いを嫌うと言われているのですが、ネギの上でウリハムシが交尾しているのを見たこともあります(笑)。
僕はおまじないだと思って半分は遊びでやっています。
野菜づくりはうまくいかないことも多々あるので、失敗した時に「やれることはやった」と自分を慰める言い訳としてやっている面もあります。
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出典【キレイゴトぬきの農業論】新潮新書 久松達央著
久松農園のオフィシャルサイト http://hisamatsufarm.com/