農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。
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先週の日曜日の会社近くの田んぼ。
「ハナエチゼン」の穂が出そろっていました。
5月に田植えしたばかりなのに、稲の生育は早いですね。
ちなみに、ハナエチゼンは福井県の農業試験場で開発された水稲の早生品種です。
http://info.pref.fukui.jp/hanbai/syunfile/syun09/fukei_03.htm
さて、本題です。
アイメック®フィルム農法のトマト栽培する大型ハウスを建てています
【基礎工事】
着工前の現場
ハウスの着工前に、山砂を客土して水平に均して造成しました。
ハウスは2棟建てますので、造成地は2面あります。
1面の大きさは、巾9メートル、長さ68メートルです。
丁張りをかけます
木杭36本を打ち込んだ後、レベルでGLから50センチのところに墨だしして、貫き板20枚を打ち付けました。
基礎穴を掘る
ユンボで3メートル間隔で基礎穴を掘ります。
奥行66メートルの単棟ですから、1棟当たり46コの穴を掘ります。
穴の深さは50センチ、大きさはたて横40センチ角です。
打ち込みパイプを設置する
基礎穴に打ち込みパイプ(48.6φ L=1200)を垂直に打ち込んでいきます。
打ち込みパイプの上端がGLから50センチに揃うように、打ち込みます。
打ち込みパイプを設置したら、桁行き方向に直管パイプ(42.7φ 肉厚1.6mm)を取り付けます。
生コンクリート打ち
コンクリートの厚みが30センチになるように、生コンクリートを打ちます。
現場が広いので、クローラー付きのキャリーをレンタルしました。
ユンボのバケットで生コンを穴に流し込みます。
隙間ができないように角スコップを使って、穴の隅々まで生コンが行き渡るようにします。
この後、生コンが乾かないうちに打ち込みパイプを内側に数センチ傾けます。
埋め戻し
翌日、生コンの表面が乾いているのを確認して、残土で埋め戻します。
これで、基礎工事は完成です。
次回は、棟上げです。