小学校の教科書では、「ビニールハウス」で載っているのを見つけました。
株式会社モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company
東京書籍が出版している「新しい社会科3・4」です。
東京書籍 https://www.tokyo-shoseki.co.jp/textbook/e/3/
パイプハウスとビニールハウス
「パイプハウス」という呼び方は、業者だけ
業者や園芸農家さんは「パイプハウス」と呼んでいるものは、日本施設園芸協会の分類では、正式には「地中押しこみ式パイプハウス」です。
規模の大小に関わらず、また、用途が作物栽培か倉庫かに関係なく、わたしは「パイプハウス」と呼んでいます。
一般的な呼び名は、「ビニールハウス」?
冒頭の小学校の教科書の記述からも分かるように、「ビニールハウス」の呼び名の方が一般的です。
Googleでの検索数を見てみると、
「パイプハウス」の検索数は、113,000件の
「ビニールハウス」の検索数は、815,000件
検索数では、実に7倍以上のひらきがありますね。
このことからも、「ビニールハウス」の方が普通名詞としての使用頻度が高く、一般的だと言えそうです。
「ビニールハウス」と「パイプハウス」は違うもの?
厳密に言えば、違います。
「ビニールハウス」とは、ハウスの被覆材がプラスチックフィルムであることが重要です。
構造材がパイプではなく、鉄骨であっても、「ビニールハウス」ということができます。
一方、「パイプハウス」は、構造材がパイプであることが重要であるので、被覆材がプラスチックフィルム以外のものでも、パイプハウスと呼ぶことができます。
ただし、これは、厳密な意味でのことですから、業者の立場としては、どちらでも構いません。
わたしの経験上、専業農家の方も「ビニールハウス」と呼んでいる方が多いですね。
やはり、「パイプハウス」は業界用語のようです。
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