パイプハウス（ビニールハウス）の構造計算は信用できるのか？

2014年08月30日

今年の夏は屋上ビアガーデンに３度行きました。

長年途絶えていた福井西武の屋上ビアガーデンが、１５年ぶりに復活。

ビアガーデンで、ベリーダンスをやっていて、会場は盛り上がりました。

パイプハウスの構造計算はできますか？

一般に言って、パイプハウス（ビニールハウス）では、信頼に値する構造計算はできません。

パイプハウスは、日本施設園芸協会の分類では、「地中押しこみ式パイプハウス」と呼ばれています。

その名のとおり、地面にパイプを押し込んでいます。

つまり、一般建築物のようにコンクリート製の「強固な基礎」に建っているのではないのです。

ですから、パイプハウスは、一般建築物のような構造計算はできません。

それでは、パイプハウスの独自の構造計算はできますか？

「地中押し込み式パイプハウス」の場合は、地盤の条件によって、構造解析の結果が変わります。

同じ部材で同じ構造のものでも、地盤が「粘土質」と「砂質」、あるいは、「畑地」と「水田」では、解析結果に差があるのは当然です。

パイプハウスの構造計算をするなら、ハウスを設置する場所ごとに実地調査をして地盤の状態を確認する必要があります。

大手パイプハウスメーカーのカタログのハウス強度の性能表示がされていますが？

「地中押しこみ式パイプハウス」のカタログに、「風速○○メートル、積雪○○cmまで」というような性能表示がされているのを見ることがあります。

大手パイプハウスメーカーに多いのですが、この数値は、強固な基礎の上に建っている場合のものです。

そして、これは、理論数値です。

実際に、記載されている耐風・耐雪性能が保障されているわけではありません。

カタログにも、そのような注意書きがされています。

カタログの記述には、読み手側も注意が必要ですね。

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