農業用ビニールハウス・パイプハウス専門店モリシタ代表の森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/sp/(スマホ版) https://www.morishitahouse.jp/(PC版)
パイプハウス新設工事前の敷地の排水についての確認は怠らずに!
2月の初めに契約して、3月上旬着工で4月初旬に竣工のパイプハウス新築工事の現場がありました。
見積の打合せで、現場を見させてもらったのですが、お客様が描いた敷地の図面をいただいたので、ハウスを建てるには十分な広さがあったので、敷地に踏み入って計測をしませんでした。
敷地は畑になっていて、収穫が終わったブロッコリーの株が放置され、畝は黒マルチが展張されたままでした。
「畑地」イコール「水はけがよい」と、地盤や排水の確認をせずに、契約、着工しました。
着工の前に、お客様からの要望で、畝を平らにするために敷地にロータリーを浅く掛けたいと言われ、了承しました。
畝と平行してローターリーを掛けると思っていたのですが、お客様は畝方向とは直角にロータリーを掛けられたので、畝も平らにならずにトラクターの轍だけできて、そこに雨水が溜まり、見た目が沼のようになりました。
着工までに、水はけを改善するために、お客様の方がバックフォーで額縁明渠を掘ってくれたのですが、一向に水が引かないままに、着工しました。
仮設工事のときに、レベル出しで敷地を歩いたのですが、地面にズブズブと長靴が入り、入った長靴が抜けないヶ所もあり、軟弱地盤に泣くことになります。
敷地の排水を調べたら、明渠の排水が一か所もありませんでした。
排水不良敷地だったのです。
とりあえず、工事ができるように、排水ポンプで明渠に溜まった雨水を外に出すことにしました。
それと、足場確保のため、足場板とプラ板を敷きました。
棟上げまでに、この程度まで水が引きました。
ただし、雨が降れば、すぐに雨水が溜まり、水を含んで地盤が柔らかくなります。
今回は運よく天候に恵まれたので良かったですが、敷地の排水についても事前によく調べることは大切ですね。
パイプハウス新設工事の敷地の排水の重要性について、動画で話しました。
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