ブログ

2022年01月21日

大和鋼管の高張力鋼管STXを使用した耐候性ハウスのコストダウンの方法について

パイプハウス強靭化 , 低コスト耐候性ハウス , 大和鋼管工業 , 日本施設園芸協会 , 農業用ビニールハウス

農業用ビニールハウス、施設園芸、スマート農業の専門店モリシタ代表の森下幸蔵です。

https://www.morishitahouse.jp/sp/(スマホ版)

https://www.morishitahouse.jp/ (PC版)

 

 


 

 

 

 

大和鋼管の高張力鋼管STXを使用した耐候性ハウスのコストダウンの方法について

 

 

 

大和鋼管工業の高張力鋼管(業界的には、ハイテンパイプと呼びます)STX700 31.8φX2.0mm厚を使用して、耐候性パイプハウスを建設しました。

 

3年前にJA福井市(現JA福井県)様の低コスト耐候性ハウスのリース事業で福井市白方町で建設したハウスを基本ベースにして、強度を落とさずにコストダウンを試みました。

 

 


 

 

 

結果として、桁行方向の直管パイプ(中母屋パイプと沈下防止パイプ)の一部を31.8φから25.4φに変更しました。

 

この変更で、アーチパイプと直管パイプをクロス固定する金具パイプクロスの重量を減らして、ハウスの価格を低減することができました。


 

 


 

 

 

 

また、妻面の妻柱のパイプは、42.7φX1.6mmから、31.8φX1.6mmにサイズダウンしました。

間口6mハウスですので、31.8φパイプでも強度は十分にあります。

 


 

 

 

 

桁行方向のすべての直管パイプを25.4φX1.2mmにするのではなく、クロスタイバーの上部に取り付ける中母屋パイプと肩部のパイプには、31.8φX1.6mmにしました。

 

 


 

 

 

クロスタイバーの下部はアーチパイプに固定してありますが、実物試験によって耐力があることは実証済みですので安全は確認済みです。

 

 

 


 

 

 

 

沈下防止パイプも25.4φにしました。これにより、アーチパイプとクロス固定する金具スーパークロスの単価が下がり、コストダウンにも貢献できました。 同時に、ラセン杭は1.2m間隔で敷設してありますので、粘土質土壌での引き抜き強度は高いです。


 

 

 

動画で分かりやすく説明しました。

 

 

https://youtu.be/bKzA4tQru-g

 

 

 

 

 


 

 

 

お問い合わせバナー