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2022年10月23日

ビニールハウス屋根のPOフィルムのアーチビニペット破けの応急処置について

農業用ビニールハウス , 農業資材

福井の農業用ハウス・スマート農業の専門店モリシタ代表の森下幸蔵です。

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ビニールハウス屋根のPOフィルムのアーチビニペット破けの応急処置について

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厚さ0.15mmの中長期展張POフィルムでも、張ってから8年以上経ちますと、経年劣化で強度が低下して引張力がかかっているところが破けてきます。

 

 

 

 

 

 

アーチ型パイプハウスでは、屋根のアーチビニペットに沿って破けが見られることが多いです。

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アーチビニペットにPOフィルムを被覆スプリングで押さえて止めていますが、画像のようにスプリングの山の向かい側のビニペットのリブに沿って切れ目ができているのが分かります。

 

 

 

 

ちょうどアーチビニペットに沿って切り取り線のように切れ目ができ、最終的にその切れ目たちがつながって大きく裂けてしまうのです。

 

 

 

 

大きく裂けた箇所が強風にあおられると、カギ状に裂けてさらに裂け目が大きくなってしまいます。

 

 

 

 


 

 

 

そうならないように、切り取り線のような切れ目を見つけたら、早めに対処しましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

屋根フィルムの修理には、POフィルム用の補修テープを使用します。

 

 

 

 

 

コメリさんや他のホームセンターでよく見かける手で切れるクロス地の補修テープではなく、ハサミやカッターで切るタイプの補修テープを必ず使用してくださいね。

 

 

 

 

 

モリシタでは、三菱ケミカルアグリドリームの「PO補修テープ」を推奨しています。

 

 

 

タネのタキイ 農業資材オンライン

https://takii-material.com/item/5124/

 

 

 


 

 

 

 

このPO補修テープは、巾と長さ別に3種類あります。

・8cm巾×10m巻き

・8cm巾×50m巻き

・15cm巾×50m巻き

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は、アーチビニペットに沿って、貼り付けていきますので、巾8cm×長さ50mのものを使用しました。

 

 

 

 

アーチビニペットの上からPO補修テープを貼った後は、必ず手でテープを押さえてください。

より強く粘着しますので、強風に吹かれても剝がれにくくなります。

 

 

 

 

 

ただし、POフィルムの耐用年数が過ぎている場合は、早めの張り替えをお勧めしています。

 

 

あくまでも張り替えまでの応急処置です。

 

 

 

 


 

 

 

最後に、

アーチビニペットの切れ目は、屋根の上部から始まります

屋根の下の方に切れ目ができてからでは、手当てが遅くなりますので、梯子や脚立などやカメラ付きのドローンを使って、屋根の上部のアーチビニペットを観察してくださいね。

 

 

 

 

 

今回も屋根の下部の方では、アーチビニペットに沿った切れ目はありませんでした。

 

 

 


 

 

 

 

 

 


 

 

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