平成26年6月6日(金)
総勢200人の立食パーティーは、バブル時代以来の懐かしい経験だった株式会社モリシタの森下幸蔵です。 https://www.morishitahouse.jp/company
福井県の地場証券会社の株式会社益茂証券主催の異業種交流会に出席しました。http://www.masumo.co.jp/index.php
普段お会いできないような方たちと名刺交換ができて、とてもよかったです。
農業の六次産業化について
ご存知のことだとは思いますが、「六次産業化」とは、農水省の造語です。
- 農産物を生産する農業の第一次産業
- 農産物で加工品を製造する製造業の第二次産業
- 加工品や農産物、それに関するサービスを販売するサービス業の第三次産業
これらの産業の数字を単純に足し合わせたものが、1+2+3=6になるため、第六次産業
農業の六次産業化には、国庫補助金が付きます。
つまり、補助金を出すことによって、栽培した農産物を加工品にして、自らの手で販売する事業を奨励しています。
ただし、どこの業界でもそうですが、業種どうしの垣根が低くなり、異業種間での競争が多くなってきていますので、消費者の目や志向も大変肥えてきています。
インターネットの黎明期で、ホームページ自体が少なかった時代ならば、農産物の加工品をインターネットで販売すれば、競合他社が少ないので、売上が伸びたかもしれません。
ですが、現在では、商品に市場優位性がなければ、たとえ農家さんが手作りした農産物加工品でも売れなくなってきています。
農産物・加工品の市場優位性とは、
- どこにもなくて、ここにしかない商品
- ほかよりも明らかに美味しい商品
このふたつに集約できます。
こういう商品を開発するためには、もはや、農家さん単独では極めて難しいと思っています。
外に協力者がいたほうが実現しやすい。
例えば、加工品の商品開発は、地元のレストランの料理人にプロデュースしてもらい、ほかにないもの、或いは、ほかよりも美味しいものを作ってもらう。
また、加工品に適した農産物の品種の選定や、栽培技術などは、地元の研究者に考えてもらったり、指導をしてもらう。
売り方や展示の方法も、流通に精通した地元の有志(青年会議所や商工会議所青年部)に協力してもらう。
農業の六次産業化は、国内農業を健全な状態で残す上で、有効な手法ですが、
地域ぐるみで行わないと継続が難しくなってきているのでは、ないかと思います。
アメブロでは「野菜ネタ」で書いています。ぜひ、お読みください http://ameblo.jp/morimori-zz/
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