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2016年02月20日

ビニールハウスの新しい防鳥資材 ㈱アンタックの「鳥よけワンタッチ」の特長 (追記あり)

農業用ビニールハウス , 農業資材

農業用ビニールハウス(パイプハウス)の専門店モリシタの森下幸蔵です。

https://www.morishitahouse.jp/contents/company.html

 


 

友だちのお店の紹介記事が新聞で見つけると嬉しくなりますね。

ましてや、第一面に掲載されるとはすごいと思いませんか。

 

ハトヤ

 

 

 

 

 

 

 

有限会社ハトヤさんは北陸福井県にて創業して60余年。帽子を中心に被服関係の小売、卸売業に携わっています。http://hatoya.wix.com/hatoya

㈱モリシタの作業帽と社名入り作業服は、ハトヤさんで企画してもらっていますよ。

 


 

さて、本題です。

 

ビニールハウスの新しい防鳥資材 ㈱アンタックの「鳥よけワンタッチ」の特長

 


 

株式会社アンタックさんは、ステンレスワイヤーロープのメーカーです。

アンタックさんは、先日㈱モリシタに飛び込み営業で来られました。 http://antacc.com/

 

 

私は手が離せなかったので、代わりに営業統括の森井が対応したのですが、

紹介された商材の中で、アンタックさんの農業ハウス用防鳥資材「鳥よけワンタッチ」がおもしろそうだったので、サンプルを送ってもらいました。

 

 

ガラス温室や硬質プラスチック温室以外の農業用鉄骨ハウスやパイプハウス(ビニールハウス)では、屋根を軟質フィルムで葺いています。

 

これらのハウスでは屋根材が軟らかいため、屋根に鳥が止まったときに足爪やクチバシでフィルムに穴をあける鳥の被害を受けやすいのです。

 

当然、鳥のあけた穴は雨漏りになります。ハウス内の作物の生育環境が悪くなります。

 

そこで、鳥よけの目的で、農業用ハウスの棟上には防鳥線を張ります。


 

IMG_3140[1]

 

 

 

 

 

 


防鳥線には、主に3種類あります

1.プラスチック線   高圧鉄塔の鳥よけに使用されているテンバードがその代表です。切ったり結んだり作業性がよい。

2.ステンレス鉄線   腐食に強く、強度もありますが、引張ると伸びるのが欠点です。

3.ステンレスワイヤーロープ  鳥よけワンタッチはこれ。腐食に強く、耐久性もある。適度な弾力もあるので扱いやすい。

 


 

 


 
鳥よけワンタッチの特長

鳥よけワンタッチ01

 

 

 

 

 

 

 

 

 


1.どんなハウスにも取り付け可能

鳥よけワンタッチの最大の特長は、ステンレスワイヤーロープを農業用ハウスに取り付けやすいようにシステム化されていることです。

 

2.施工が簡単

ハウスの両端に「ステンレス支柱」2本を、中間地点に「ステンレス中間支柱」1本を取り付けて、あとはステンレスワイヤーロープを「ワイヤーテンション金具」に通すだけで完成です。

 

3.耐食性、耐久性がある

テンバードよりも耐久性があるらしいです。

 


 

鳥よけワンタッチの取り付け

鳥よけワンタッチ02

 

 

 

 

 

 


 

1.支柱の取り付け

ステンレス支柱をハウス両端の棟上にテックスビスで取り付けます。ハウス1棟で2本必要です。

 

2.中間支柱の取り付け

ハウスの中間に中間支柱を取り付けます。支柱との間は25メートル以上にならないようにします。50メートルのハウスなら中間支柱は1本でいいです。

 

3.ワイヤーテンション金具の取り付け

ステンレス支柱にワイヤーテンション金具のフックを掛けます。

 

4.金具にワイヤーを通す

ワイヤーテンション金具にステンレスナイロンコーティングワイヤーを通すだけで固定されます。結びつける必要はありません。

 

5.もう片端の支柱までワイヤーを張ります

中間支柱にワイヤーを通し、もう片端の支柱に掛けた金具にワイヤーを通して引張れば完成です。

 


 

鳥よけワンタッチの構成部材

鳥よけワンタッチ03

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

1.アンタック製 防鳥ステンレスワイヤーロープ

ステンレスワイヤーロープの表面に黒の樹脂をコーティングしたもので、耐候性に優れています。

荷姿が200㍍巻、500㍍巻、1000㍍巻の3種類があります。

 

2.バネ付きワイヤーテンション金具

防鳥ステンレスワイヤーロープを通すだけで固定されます。結ぶ必要がないですので高所での作業も楽です。

 

3.ステンレス支柱両端用

ハウスの棟の両端に取り付けます。テックスビスで止められるようにプレートに穴が開いています。

 

4.ステンレス製中間支柱

下部がビニペットに固定できるようにマイカ金具状になっています。50メートルのハウスなら中間支柱は1本でいいです。

 


 

鳥よけワンタッチの材料費

 

防鳥ステンレスワイヤーロープの規格が200㍍巻を使用して、50㍍ハウス4棟に必要な部材費を見積ました。

 

防鳥ステンレスワイヤーロープ 200㍍巻 1巻

バネ付きワイヤーテンション金具 8個

ステンレス支柱両端用 8個

ステンレス製中間支柱 4個

 

上記の材料費は、28,000~30,000円になります(消費税8%で計算)ので、1棟当たりの材料費は7,000~7,500円程度になります。

 

テンバードよりも少し割高にはなりますが、

1.システム化されているので施工が簡単
2.ステンレスワイヤーロープなので切れる頻度が少ない
3.ステンレス支柱はプレートから取り外すことができるので、ハウス屋根の張替にも支障がない

のようにメリットが多いので、㈱モリシタでもさっそく新築ビニールハウスに導入しようと思います。

 


 
その後実際に現場で使ってみました

 

 

その後、ためしに現場で実際に使ってみましたが、施工が簡単で工事班からの評価は高かったです。

ステンレスワイヤーにテンションもかけられるので、中間支柱の間隔が遠くても中だるみしないのもいいですね。

 

 

冬の積雪に耐えることが実証できれば、お客さまに積極的におすすめしようと思います。

 

 


関連ブログです。

 

ビニールハウスの鳥害対策 防鳥アンテナとテンバードS

https://www.morishitahouse.jp/info/greenhouse/%E3%83%93%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%8F%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%81%AE%E9%B3%A5%E5%AE%B3%E5%AF%BE%E7%AD%96%E3%80%80%E9%98%B2%E9%B3%A5%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%86%E3%83%8A%E3%81%A8%E3%83%86%E3%83%B3/

 


 

 

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